狭小住宅のプランニング
建築計画を進めていく中でポイントの一つとなるのが土地選びです。
新築計画の方のおよそ8割強の方が「土地なし計画」と言われています。
駅までのアクセス、商業施設、周辺環境含めた利便性を追求していくと都市部の検討が圧倒的に増えてきます。
こういったエリアは土地自体の販売があったとしても土地の坪数はコンパクトになる傾向にあります。
お家づくりとしては「狭小住宅」の検討になりますが、「こんなに小さい土地にお家が建つのか?」「建築できたとしても部屋数やリビングの大きさは確保できるのか?」「土地代が高いから建物費用は間似合うかな?」等々不安はたくさんあると思います。
ここでは狭小住宅にて計画を進めるうえでの間取りの考え方や費用といったところを解説していきます。
・間取りの考え方
狭小住宅に限らずお家づくりには一定のルールが存在します。
これは各エリアによって制定されているもので、よく耳にするのが「用途地域」と言われるものです。
検討する土地に対して、何坪まで建てられるか、何階建てまで可能か、お隣の敷地から何m家を離さなければいけないか、これらを確認する必要があります。
もちろん自分自身で細かく調べる必要はありません。
施工する工務店様やハウスメーカーの担当者様がお調べしてくれるので何となく頭の片隅に入れておく程度で良いと思います。
・狭小住宅の間取り
前述を踏まえて狭小住宅の間取りづくりを考えていきます。
大前提として敷地は狭い状態となるので、お家自体の大きさもある程度コンパクトになってきます。
ただただ小さいお家だと勿論大きいお家と比べると不便で使いにくい結果となってしまいますが、お家の形やフロアーごとの用途の使い分けを駆使して、使いやすい導線、住みやすい間取りを作ることは可能です。
・費用感
狭小住宅だからと言って一般住宅より大幅に価格の変動が発生することはありません。
ここには狭小住宅ならではのメリットも生まれてきます。
単純に坪数が小さくなる分、ローコストで建てることができます。
また、先々で考えると毎年発生する固定資産税も坪数がコンパクトな分抑えられてきます。
初期投資だけではなく将来的なメリットも踏まえたうえで資金計画をすると良いかもしれませんね。